日本国内での購入
日本では、先発品であるストロメクトール錠3mgを病院から処方してもらうことができます。
1箱48錠分のイベルメクチン12mgと同じ量を処方してもらうには、ストロメクトール錠3mgが200錠必要です。
日本の病院から、ストロメクトール錠3mgを200錠処方してもらうのにかかるコストは、
初診料・検査料:3,500~4,500円
ストロメクトール錠3mgの価格:1錠678.8円×200錠=135,760円
合計139,260~140,260円もかかります。
保険が適用されて3割負担になっても約41,780~42,080円かかります。
用法と用量
腸管糞線虫症
- 通常、イベルメクチンとして体重1kg当たり約200µgを2週間間隔で2回経口投与する。本剤は水とともに服用する。
- 患者体重毎の1回当たりの服用量目安は以下の通りです。
体重(kg):mg数
15-24:3mg
25-35:6mg
36-50:9mg
51-65:12mg
66-79:15mg
80以上:約200μg/kg
疥癬
- 通常、イベルメクチンとして体重1kg当たり約200µgを1回経口投与する。本剤は水とともに服用する。
- 患者体重毎の1回当たりの服用量目安は以下の通りです。
体重(kg):mg数
15-24:3mg
25-35:6mg
36-50:9mg
51-65:12mg
66-79:15mg
80以上:約200μg/kg
副作用
有効成分イベルメクチンは、服用することでいくつかの副作用を起こすことが報告されています。
報告されている副作用の症状と発症頻度は以下の通りです。
<頻度不明>
- そう痒の一過性の増悪、蕁麻疹、Al-P上昇、下痢、食欲不振、便秘、腹痛、めまい、傾眠、振戦、無力症・疲労、低血圧、気管支喘息の増悪
<0.1~5%未満>
- そう痒、発疹、肝機能異常(AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、総ビリルビン値上昇、γ-GTP上昇)、BUN上昇、貧血、好酸球数増加、LDH上昇
<0.1%未満>
- 悪心、嘔吐、白血球数減少、リンパ球数増加、単球数減少、血尿
新型コロナ感染症に関する服用へのご注意
本剤の有効成分イベルメクチンは、アメリカの医師団体による臨床試験で、新型コロナに対し著しい有効性(予防・初期治療・後期治療)が認められたと報告されています。FLCCCの報告にて、イベルメクチンは新型コロナウイルスの治療時に、感染後一週間以内の服用で76%、中等症以降の後期治療には46%の有効性が確認されたと明かされています。
しかし現段階でWHO(世界保健機関)は、新型コロナ感染症治療に対するイベルメクチンの投薬を承認していません。WHOはイベルメクチンは新型コロナウイルス感染症の有効性を示すエビデンスはなく、効果がないと発表しています。
そのため、効果に対する期待につきましては、お客様個人の判断にお任せしております。
詳しくはFLCCC – 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防および早期の外来患者治療に関するプロトコルをご確認ください。
以上を踏まえた上で、自己責任で使用するようお願い申し上げます。
副作用を和らげるために併用可能な医薬品・サプリメント
- LIV52|ヒマラヤ
有効成分のイベルメクチンは、服用することで稀にですが、副作用として肝機能の低下が起こります。
日本国内で実施された臨床試験において、50例中4例で臨床検査値異常の副作用が起こったと報告されています。
これは、肝機能の低下に伴うAST(GOT)やALT(GPT)などの臨床検査値の異常変動によるものです。
LIV52は服用することで肝機能を回復し、肝臓をケアすることができるため、イベルメクチンなどのお薬を服用した際に起こる肝機能の低下にも効果があります。
イベルメクチンを服用した際の肝機能低下時にLIV52を服用するだけでなく、事前に予防のためにもあらかじめLIV52を服用するのも効果的です。
- デクソランジ
イベルメクチンは0.1~5%未満と稀な頻度ですが、貧血の副作用を起こすことが報告されています。
貧血を起こすことでめまいやふらつきなどの症状があらわれることがあり、車の運転などの危険な機械の操作中に貧血を起こすと思わぬ事故につながり危険です。
特に女性の方は貧血になりやすいので注意が必要です。
デクソランジは貧血を予防するためのサプリメントです。
1日1~2回カプセルを摂取することで不足すると貧血の原因となりえる鉄分および葉酸などの栄養素を大量に補充することができます。
イベルメクチンを服用した際に貧血を起こした時に服用すればその症状緩和効果が期待できるだけでなく、日常的に摂取することでも貧血の発症を予防することができます。
- ドンペリドン
ナウゼリンという商品名で知られている、日本でも定番の吐き気止めです。
イベルメクチンはじめ多くの医薬品では、副作用として吐き気が現れることがたまにあります。
不安な方は、ドンペリドンを常備しておくと安心です。
薬の副作用対策の他、食べ過ぎによる吐き気や乗り物酔いによる吐き気にも有効です。
- ロモチル
日本では未承認ですが、海外では有名な下痢止めです。
イベルメクチンはじめ多くの医薬品では、副作用として下痢が現れることがあります。
その時にロモチルを服用することで、速やかに症状を改善することができます。
- ヒルドイドフォルテ
日本でも有名な保湿剤ヒルドイドの海外製品で、有効成分であるヘパリン類似物質がヒルドイドより高用量含まれています。
イベルメクチンを服用すると、一時的に皮膚のかゆみが現れることが稀にあります。
ヒルドイドフォルテにかゆみを抑える作用自体はありませんが、優れた保湿作用・抗炎症作用・創傷治癒促進作用により、肌細胞を正常化して炎症などのトラブルを改善します。
- グドゥチ・アシュワガンダ
ヒマラヤ社がアーユルヴェーダに基づいて開発した、免疫力強化・滋養強壮・アンチエイジング効果が期待できる健康サプリメントです。
これらの商品に含まれている天然ハーブは、アーユルヴェーダにおいて古代から万能薬・若返り薬として特に重宝されてきた貴重なハーブです。
免疫力を高めて感染症にかかりにくい・かかっても治癒が早い身体に導いてくれるため、新型コロナに負けない身体作りにとてもおすすめです。
また、新型コロナ対策以外にも多くの健康・美容効果を発揮します。
使用禁忌・併用禁忌
<禁忌内容とその理由>
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
保管方法
- 室温保存
原稿作成:薬剤師 白鳥勇磨
参考サイト
https://www.webmd.com/drugs/2/drug-1122/ivermectin-oral/details