メトホルミンSR1000mg30錠(エグザメット)とは
メトホルミンSR1000mg30錠(エグザメット)は有効成分としてメトホルミン塩酸塩1000mgを含有している血糖降下薬です。
有効成分メトホルミン塩酸塩は「ビグアナイド(BG)剤」と呼ばれる血糖降下薬です。
肝臓における糖新生抑制作用(肝臓での糖分の生成を抑える)・末梢における糖利用促進作用(筋肉や脂肪組織などの末梢部位で糖分が消費されるのを促進する)・腸管からの糖吸収抑制作用(糖分が体内に吸収されるのを抑制する)により血糖値を下げます。
また、まだ研究段階ですがメトホルミンには心血管疾患の発症リスクを下げる・癌を抑制する・アンチエイジングなどの効果もあると言われております。古くからある薬ですが、今も2型糖尿病治療において世界中で用いられております。
メトホルミンSR1000mg30錠(エグザメット)の有効成分メトホルミンは、肝臓での糖新生抑制・末梢での糖利用促進・糖の吸収抑制という3つの血糖降下作用を発揮します。「ビグアナイド(BG)剤」に分類される血糖降下薬です。
特に肥満型の糖尿病患者に適していると言われております。
臨床の現場では、インスリン分泌促進薬(SU剤)で効果が不十分・副作用が現れた場合にメトホルミン1000mg30錠などのBG剤が用いられることが多いです。
糖尿病は食べ過ぎ・運動不足・肥満などの生活習慣が原因となる疾患です。
膵臓から分泌されるインスリンが不足したりインスリン分泌機能が低下したりインスリンの感受性が鈍くなることにより、血糖値が上がります。
糖尿病を放置すると、様々な重い合併症を引き起こしてしまいます。
新型コロナウイルスに対する効果の報道について
メトホルミンが処方されている糖尿病患者は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連死のリスクが低いとされるデータが、米アラバマ大学バーミンガム病院の研究によって報告されました。
研究によると、糖尿病でSARS-CoV2陽性だった239人のうち、COVID-19に関連して45人(18.8%)が死亡していました。
うち、糖尿病でコロナ陽性だった患者に対しメトホルミンが処方されていたか否かで死亡リスクを比較すると、メトホルミンが処方されていた群の死亡率は19.1%であるのに対して、処方されていなかった群では81.0%でした。
このことから、コロナ感染前からのメトホルミン処方は、コロナ関連死のリスクが低いことと、有意に関連していたと結論づけられています。
「コロナのハイリスク者である糖尿病患者に、メトホルミンが保護的に作用する可能性がある」として、注目を集めています。
用法と用量
- 通常成人は1日500mgより開始し、1日2~3回に分けて食直前もしくは食後に服用します。
- 維持量は1日750~1500mg(最大用量は2250mgまで)で、症状や年齢に応じて適宜増減します。
- 上記は普通錠における用法用量ですが、本剤の特徴は徐放製剤(XR錠)であることです。普通錠と異なり、徐々に少しずつ成分が長く効き続けることが特徴です。
- 海外におけるXR錠の用法用量は、開始用量1日1回夕食後に500mg〜最大2000mgまでとなり、1日1〜2回で服用することとされております。
- 飲み忘れた場合は飛ばしてください。一度に2回分を服用しないでください。
日本のクリニックなどで手に入れる場合
日本でも「メトグルコ」という商品名で処方箋医薬品として承認されており、糖尿病治療において非常に多く使用されております。
ただし、500mgが最大規格で1000mg規格はありません。
メトグルコ500mgの薬価は1錠14.4円であるため、60錠では864円となります。
ここに診察料などの受診費用をプラスすると、総額では約5,000~6,000円になることが想定できます。
ただし、実際のお支払は保険がきいて(自己負担3割)約1,500~1,800円となります。
何らかの検査や処置を受けた場合は、更に1,000~数千円プラスされます。
カスタマーレビュー

ベストケンコー カスタマー様
2017.10.23ベストケンコーで購入
商品の到着も早くリーズナブルな価格で満足しております。効能も今のところまずまずです。このまま、続けるつもりです。